ひげやまんが大王

ショックではありますが,漫画家としての表現力やセンスに幅が出てきて絶賛円熟中の現在のうすた先生の新作を読んでみたいという思いもちらほら沸いてきたころだったので,うすた先生の今後の動向がちょっと楽しみでもあります。
なんだかんだで10年間も一つのギャグ漫画を週刊連載し続けきたことはすごいことだと思います。先生に敬礼。
あと,先月の7月22日に行われた第三回ギャグ漫画家大喜利バトルの結果が今回の最終回に影響したのだろうかとか妄想してみたのですが,時期的なことを考えるとそれは無いかと思い直しました。

  • 柏木ハルコ先生の『も〜れつバンビ』が唐突に終わってしまった。

ヤングマガジンでは楽しみに読んでいた漫画の一つだったので,これまたショックを受けました。
それにしても柏木先生の漫画は,序盤から中盤にかけてはすごく引き込む展開で面白いのに,中盤を過ぎた頃からパワーダウンして終着点が見つからないうちに最終回を迎えることが多い気がしますが気のせいですかそうですか。
闘牛というテーマやヤングマガジンという土壌がうまくはまりきらなかったとかあるんですかねえ,残念。
新作を期待して待ちたいと思います。

「今」最も熱い漫画ベスト3に入るのではないか。
ダヴィンチでの漫画連載はたぶん一般漫画誌と違って,それほど打ち切りの心配が無いと思うのですが,そのせいか地味なストーリー展開が長めに続くことがあっても,長期的な視野で伏線を張ることができたり,地味展開の反動で,盛り上がるときはより一気に盛り上がることができるのが強みですなあ。

ここ数年,アクションで『漂流ネットカフェ』だったり,マガジンで『エデンの檻』だったり,スペリオールで『スプライト』だったり,立て続けにサバイバル漫画(←定義が定かでないままに使っているので正確な表現ではないかも)が流行っているようだったので,どうした漫画界と思っているところだったのですが,その中でもヤングアニマルで連載中の『自殺島』が私好みの内容で頭一つ抜けている印象があります。
設定があまりぶっ飛びすぎていなくて適度にリアリティがあるのが良いんですねえ。
鹿を一匹狩るのに,単行本1巻分くらい使って試行錯誤する様子を描いたりしてます。

今日発売のアフタヌーンを読んでみたらやっぱり面白い。