ひさしぶりにイロモネアがおもしろかったのだよ。
いろいろ思うところがあったので,以下印象に残った順に箇条書きです。
- いとうあさこの真剣な表情が時折誰かに似ているなあとずっと思っていたのだけど,今日ようやくわかった。
なかやまきんに君の真剣な表情にそっくりなんだ。鋭い眼光のあたりとか。
- いとうあさこのサイレントの母乳投げで,良い感じで荒々しく髪が振り乱れているのが気になったので,後で
見直してみたらサイレントに入る数秒前に,さりげなく髪の右側の辺りを触って前の方に持ってきていました。
サイレント前にあらかじめ母乳投げ用の笑いの種を仕込んでいるいとうさんの計算高さに惚れました。
- 前々から多くの人が思っていたことなんだろうけど,今日あらためて強く思ったのが,この番組は5つのステージ
で面白いネタを披露することが100万円への近道なのではなく,それぞれのステージでネタ披露する前,合間での
ウンナンとのからみ等で,いかに会場をあたためるか,ネタ披露時のためにいかに笑わせ易い環境を作っておくか
がすごく大事なんだなあということです。
いとうあさこはたぶんそれを強く意識していて,あたためることに成功して自分のペースに持って行けたことが
大きな勝因だったのではないでしょうか。
というか,もともと力のある人だとはなんとなく思っていて,結構好きだったのだけど,今日は特に一つ一つの
ネタが面白くて,より一層好きになりました。
- Wエンジンの「空襲警報だ!→ほれてまうやろ〜」のネタは,ちょうどラスト10秒の照明が変わるタイミング
でしたが,あれは計算されたものだったのだろうか?
ラスト10秒の演出はお客さんもはらはらしてネタに集中しづらくなって,笑わせるのは難しくなるんだろうけど,
照明の変化を空襲の状況に見立てて・・・というところまで考えてやっていたらすごいなあと思いました。
ピンチ(残り10秒の演出)を逆に利用する芸人はほとんどいないと思うので。
- ジャリズムの山下が見事なほどに,やることなすことすべっていたのがおもしろかった。
モノボケでの「パソコンと腕相撲」というネタは普通に面白い部類に入ると思うのだけど,山下がやっている,
というだけで,あそこまで面白くなさそうなオーラをわき出させられるのは逆に才能だと思うのです。
というか,山下さん本人が,すべり芸ということを意識してある程度コントロールできるようになれば,すべり
をもっと笑いに生かすことができそうな気もしないでもないのですがどうなんでしょう。
ただ,今日はガヤ芸人として,他の芸人がネタをしている際に(ちょっと変にうるさいぐらいのとこもあったけど)
良く番組を盛り上げていたように思います。
- 山下の「汗かいてまうやろ〜」に対するWエンジンのチャンカワイの「気を付けなはれや!!」の切り返しは
すばらしかった。
- ミラクルひかるは最近ちらほら目にするようになって,つかみどころのない芸人さんだなあと思って気に
なっていたのだけど,今日の出演を見てもやっぱりいまひとつつかみどころのない感じでした。
出だしの辺り,なにげにかなり緊張していた?のでしょうか。
モノボケのあるまげどーんで笑いました。単にモノマネがうまいだけじゃないところがいいですねえ。
是非ピンモネアにもでてもらいたいものです。
だけですでに一人笑っていた人がいましたがウッチャンでしょうか?