タカアンドトシとPOISON GIRL BANDを見てきた

青森の風土が生んだ謎の三角物体アスパムにてRABまつりというのがあったのですが、その中のお笑いライブ
にてタカアンドトシPOISON GIRL BANDが出演しました。

はじめに登場したPOISON GIRL BANDは相変わらず普段のだらっとした会話のような感じで明確なつっこみ不在
のまま淡々としたトーンで漫才が展開されていきました。


一番おもしろかったのは吉田に対して阿部が「バク転をしろ!さあ、とベー吉田!とベー!」と
相方の右足を持って無理やりバク転をさせようとしたシーンです。
吉田が必死に抵抗しぴょんぴょんとステージ端まで寄っていくというぐだぐだ感がすばらしかったです。
そして注目すべきはその後です。
バク転が無理なので中央に戻って別の話を展開させるわけなのですが、阿部はそのまま
吉田の右足を持ったままで話をすすめるのですよ。
吉田もそのことに対して何もつっこまないものだから
舞台中央で片足立ちのままです。
その画の違和感のあることといったら。
特に気にしないで見ていたお客さんがほとんどだったようなのですが、私のようにそういうところが気になる
客はくすくす、がははと笑っては周りの人たちに訝しがられていました。
で、ようやくひとしきり話をすすめたところで「ところで足下ろしてくれないかな。俺の左足いいかげん
悲鳴あげてるんだけど」とつっこむ。
その言い回しもナイスです。


それからたぶんこの日は約25分ほどネタをやったと思うのですが、アドリブが多かったように思います。
もしかしたら直前に予定より長い時間でやるように変更があったのかも、と思わせるぐらい
ところどころで話につまり
ネタでもなんでもない話をしていたため中盤はだれてしまいました。(意図的な「だれ」ではなく笑いに
結びつかない「だれ」ということです)
見ている私が少しひやひやしたぐらいです。
しかし、話につまった場面でもちょくちょくアドリブで乗り切っていたのはさすがでした。


こちらのコンビはもっとさすがです。
テレビでいつも見せているテンポのよい本格派漫才で、始まりから終わりまで安定した笑いを提供していました。
おそらくPOISON GIRL BANDと同様アドリブをしていた部分もあったのでしょうが、そのことをほとんど
感じさせないほどスムーズにネタをすすめていました。ここらへんに芸歴の違いがあらわれていたと思います。
そういえばこの日のエンタではタカトシが初登場とのことです。
彼らのネタの魅力については、そちらに関する文章で詳しく語りたいと思います。


さて明日も同じ場所でお笑いライブがあるのですが、なんと安田大サーカス長州小力が登場します。
今のりにのっている2組ということで期待大です。
18日も楽しみです。やほーい。