ぷよぷよとじゃんけんの類似性に関する考察

ぷよぷよフィーバーオンラインをやっていると、ぷよらーにはいくつかのタイプに
分けられる場合が多いことがわかります。


まずは基本はどんどん連鎖をのばしていって、大量のおじゃまぷよを送り込もうという戦略をとりつつも
そのときのぷよの状況に応じて柔軟的に催促を使ったり、とにかく後出しをしてフィーバーモードに持ち込み
確実に勝とうとしたり、つぶしてみたりとさまざまな戦略をとる標準的なタイプ。
標準タイプの人で自分と同じぐらいの力を持った人と対戦するときは、連鎖力や運よりも相手の動きに
応じてどのような戦略をとるか、具体的には、フィーバーモードに入るタイミングをはかったり、
相手が送ってきたおじゃまぷよの数と照らし合わせてフィーバーモードですぐに発火せずに
何連鎖まで連鎖をのばすか、相手の組んでいる連鎖数と自分の連鎖数を照らし合わせてどのタイミングで
発火するか、フィーバー合戦になることを予想して、とにかく相殺用のぷよをきれいに配置して守りに入ったり
逆に相手のフィーバーでの連鎖数を超える連鎖を組んでフィーバーモード中に大量のおじゃまぷよを送る
攻めの作戦を取ったり、などさまざまなことを考える知力戦が重要となってくるので非常におもしろい
スリリングな試合となります。



しかし、今回述べたいことはそのようなタイプのぷよらーではなく、特徴的なある戦略に固執している
人についてです。
例えば①とにかく無駄ぷよをなくして、時間をかけてきれいな大連鎖を作ることに固執している人。
これは階段積みをするアルル使いに多く見られるのですが、あまりにもじっくりと連鎖を組むので
こちらが速攻5〜6連鎖を放てば勝利できます。


次に逆に②折り返しができないのでとにかく速攻のみで攻撃し続ける人。
これはこちらも速攻に耐えうるスピードで連鎖を組み、ひたすら相殺してフィーバーモードに
持ち込めば勝てます。


または③同時消しを好んで使い、少ない連鎖数で2〜3段ぶんのおじゃまぷよをちまちまと降らして来る人。
これは相手のフィールドに注意を払いつつこちらの連鎖をのばし、いつでも発火できるように準備しておけば
十分に対応できます。


このように書くと簡単に勝てそうな気もしますが、要は相手がどのようなタイプのぷよらーかを早めに
見抜くことが肝要だということです。
例えば①のタイプの人に対してこちらもひたすら大連鎖を組もうとしても、結局は力負けしてしまいます。
②のタイプの人に折り返しを使おうとすると、遅れをとってしまうことが多くなります。
③のタイプの人に対して不用意に折り返しを組もうとすると発火点をふさがれてしまい負けてしまいます。



この関係性はじゃんけんのそれによく似ています。
相手がひたすらグーを出してくるとわかっていればこちらはパーを出せばよい。
しかしグーを出し続けてくることに気づかなければ勝率も落ちてしまう。
要するに相手を見る判断力と、それに対してどのように柔軟に対応するかという対応力が
重要となってくるのです。


しかし、このような姿勢をとっていても勝率8割以上を超えるような根本的な基礎力が違う人を相手にすると、
戦略の組み立てというものは全くの無力となってしまいます。
じゃんけんでもパーの状態から薬指と小指を折り曲げる「グーチョキパー同時だし」という無敵技が
子供の頃はやりましたが、こちらがどのようなせこい戦略をたてても簡単に跳ね返されてしまう、いわば
プロフェッショナルな人はそのようなグーチョキパー無敵状態なのです。
連鎖を組むスピード、正確さ、判断力、凝視力(?)そのようなあらゆるステータスがマックスに近いのです。
いわばぷよの究極完成系がそこにある。


私はそういう無敵な人になりたい。
なりたいなあ。
なれるかなあ?
なりたいけれどたりないなー。
年も力も足りないなー。でも今なりたーい。
まわれよ地球ー。
無敵な人になりたーいなー。