スウィングガールズ

天気が良かったということで映画を見てきました。
ウォーターボーイズの監督をやった人らしいということと、楽しげな音楽がありそうということと、
女子高生がたくさん出ていそうという曖昧な情報のもとスウィングガールズを見ることにしました。


適当に選んだ割にはこれが大当たりでした。ウォーターボーイズの二番煎じと言う話もちらほら
と聞きますし実際その通りで、展開は基本的に一緒で主人公たちの前に次々と困難が待ち受けていて
思うようにジャズができないのですが、結局はいいように話が転がってめでたしめでたし、という感じです。


展開はいい意味で期待を裏切らないもので、内容は一見シンクロがジャズに、ボーイズが
ガールズとボーイに変わっただけ、という気もしますが、それだけで十分変化が出ておもしろいのですね。
キャラ設定がおもしろくて笑いどころがたくさんあり、客席にいた中高年の客もくすくす、と
映画を見ながら笑っていました。


演奏の上達ぶりにリアリティがないなど、都合の良すぎる点もないわけではないですが、
そこらへんに触れるのは野暮ということにしておいて、最後、ようやくコンクールに
たどり着いて演奏をするシーンは感動ものでした。
それまでうまくいかなくてフラストレーションをためてためて、最後にどーんと突き抜けたという
痛快な心地よささがあります。


印象に残ったシーンは序盤だと川をはさんで二人で演奏をしたシーン、中盤以降だと
いのししに襲われてえらいことになったシーン、
雪合戦をしていて主人公が転んで真面目な顔になったシーンなどが特に良かったです。


時間は約100分ということなのですが、もう少し話を広げたものをじっくり見てみたいなあという
部分がちょこちょこあったのですが、この映画はなんかいずれドラマ化しそうな気がしますね。


人気が出た映画や本をドラマ化するとなると反対する人も出てきそうですが、私はドラマ化を期待
したいと思います。
やりようによってはウォータボーイズよりも成功しそうですけどねえ。



というわけで、まだ見に行ってない人で気が向いたら、ぜひ映画館に足を運んでみてください。