ヒゲ山仙台へ行く

メッチャの襲撃

金曜の仕事が終わった後に急いで駅へと向かったのですが、電車に乗り遅れそうになったため、
かなり取り乱していました。
そのためか駅のホームアナウンスの「列車」を「メッチャ」と聞き間違えて「め、メッチャ?」
とますます取り乱してしまいました。


「3番線にメッチャが到着します。危険ですので白線の内側までお下がりください」
うぬぬ、これは相当危険な香りがするぞ・・なんとしてでも白線の内側に下がらなければ・・
とか余計なことを考えながら、やっとのことで席に着いたのでした。


ブラウンの襲撃

無事に実家へと到着したのですが、一息つこうとトイレに入ったところ、流されないままの大いなる便が
どーんと存在感を主張していました。
私は「久々に息子がやってきたというのに、いきなりこれかよ!!」と取り乱し、すぐさま水を流しました。
しかし、流した後に「あ、自分も今すぐ用を足すのだから全部済んだ後にまとめて水を流せば良かったかな」
と一瞬思ったのですが、「いや、それはトイレ倫理上、やってはいけない行為のような気がする」と
思い直したのでした。


仙台っ子世にはばかる

で、いろいろあって再び北へ帰ろうと仙台駅に到着したのは列車発車時刻の20分前だったのですが、
突如「仙台っ子ラーメンが食べたい!」という衝動にかられたために、ラーメン屋へと入っていきました。
ラーメン屋から駅のホームまでは約5分。ラーメンが注文してから出てくるまでに7分かかったため
8分で食い終わらなければならない計算です。
「制限時間内に食い終わらなければならない緊張感の中、ラーメンをすするというこの現状、
スリル&サスペンス!!」とか思いながら麺をすすったら口内を少しやけどしてしまいました。
ラーメンは5分強で食べ終わったのですが、スープをずずずずっといつまでもすすっていたら列車の5分前
になったので慌てて支払をすませて駅へと駆けていきました。
「5分以内に列車にのりこまなければいけないというこの現状、スリル&サスペンス!!」とか思いながら
駆けていたのですが、途中で、「いや、サスペンスは違うような気がする」と思い直し、そのすぐ後に、
「いや、スリルも違うかもしれない」と不安になっていたら足運びが乱れてしまい本格的に危ないところでした。

ポジティブブラウンとネガティブブラウン

北へ帰る途中、八戸駅でトイレに向かったのですが、なんとそこでも大いなるなんとかが流されないまま
の状態で存在していたので、「またかよ!!」とものすごくやりきれない思いになったのですが、
「いや、まてよ、考えようによっては『うんがついている』ということで縁起のよさを表しているのかも
しれないぞ」とポジティブにとらえることにしたのです。
しかし、さらにつきつめて考えたところ「いや、まてよ、『うんがついている』という表現よりも
『うんが残っている』といったほうが正確ではないか。
と、するとこの場合の運は『ないと思っていたのに下の方からむりやりしぼったら出てきた歯磨き粉』
的な運に近いものがあるので、『うんがのこっている』とは、運が残り少ない、あるいはもうこれで最後の運ですよ
という意味合いに近いのではないか。
という結論に至ったため、紆余曲折を経てネガティブな気分に陥ったヒゲ山なのでした。