そして猫ひろしはニャーと鳴く

猫ひろしが近所にやってきたので見てきました。
会場には約300人ほどが集まり、そのほとんどが子供連れの親子です。
猫ひろしの芸風が子供に人気があるらしい、という事実に私はやや驚愕しました。


猫ひろしは予定よりも数分遅れて登場したのですが、その前に進行役を務めていたお姉さんが
「ここで、皆さんに大変残念なお知らせがあります。本日いらしてくださる予定だった猫ひろしさん
なんですが・・・実は・・・無事到着しているそうでーす!!」
と言い放ったのが印象に残っています。
な、なんだ、このベタベタな笑いを提供するお姉さんは!と度肝を抜かれたのですが、会場の半分以上
の人は笑っていました。なんて心の優しい人たちなのだろう。


で、そのお姉さんに猫ひろしコールの練習をさんざんやらされた後に、音楽とともに猫ひろし
満を持して登場です。


ねっこひろし!ねっこひろし!ねっこひろし!


会場に響き渡る猫ひろしコール。
「うるせー!!」
そして猫ひろしがさえぎる・・・
という、筋書き通りの展開に、ようやく私は「ああ、私の住む町にも猫ひろしがやってきたのだなあ」
と実感がわいてきてうれしくなりました。



その後は・・・まあ、テレビでやっているようなことをいつもどおりに連発するわけですが、
とりあえず感じたこと、印象に残っていることを箇条書きすると、
長井秀和の「ヒロシのまねをして『猫ひろしです・・』と語るネタ」を猫ひろし自身がやっていた。
・「ラッッセーラ!!」といつも言っているが、実は青森に来るのは初めてで、それなのに勝手にねぶた祭りから
ラッセーラを拝借していたので、青森県人に殴られるんじゃないか、と心配していたらしい。
・子供や女性が多いのにもかかわらず下ネタをところどころにいれる構成に、猫ひろしの不器用な
プロ根性を感じた


などです。
ネタは大体20分ぐらいやったのですが、あのテンションであんな感じのネタを連発されるとさすがに
おなかいっぱいになってくるので、1分〜5分ぐらいが一番ちょうどよいのかもしれません。
でも子供たちは「えー!?もうー?」といった感じで不満をもらしていました。猫ひろし大人気。
私も、めったに見ることのできない芸人さんを生で見ることができ非常に大満足したのでした。




あ、最後に一つ。はじめに登場した進行役のお姉さんなんですが、その後も猫ひろしとのじゃんけん大会
などをしきっていたのですが、その独特のしゃべりや、ベタベタなすべりかけのギャグがどこかで見たことがあるなあ、
と気になっていたので、帰り道ずっと考えていたのですが、謎は解けました。
あのお姉さんは友近がネタで演じる「ちょっとイタいシンガーソングライター」にそっくりなのだ!
キャラクターそのまんまです(といっても分かってくれる人はどれだけいるのだろうか)。
ああ、すっきりした。