煩悩焼脳

遊びに来ていた二人が昨日、今日とそれぞれ帰っていきました。
特にこれといった波乱は起きず、相変わらず夜は3人でネット麻雀をやって盛り上がっていました。
全くもって我々の脳は焼かれておるのです。麻雀に。


昨日は五所川原立佞武多を見に行ってきました。
いやーはやー、なんとも、すんごい迫力でした。
青森市ねぶた祭りと比べてより熱があり、地域の一体感があり、泥臭さがあり、ヤンキー率が高いのです。
(若者の7割以上がヤンキーでした)
祭りの途中で抜け出して五所川原市の有名所の一つ、ラーメン街道に行こうと駅方面に戻りました。
が、駅前には人が一人もいません。
町の99%の人間は皆、祭りに参加して「やってまーれ!やってまーれ!」と盛り上がっているからなのですね。
まるで藤子先生の短編漫画『ヒョンヒョロ』のラストシーンのような不気味な静けさです。
数百メートル後ろでは祭りの活気がゆらゆらとうごめいているのに、一方ではゴーストタウンのような
閑散っぷりという対照的な町の姿がおもしろいと思いました。
全く持って彼らの脳は焼かれておるのです。祭りに。



あ、それからチェスにはまりました。
昼間暇だったのでチェス盤を買ってきてkameさんと二人で対戦していたのですが、あれはシンプルながらも
おもしろいゲームですね。
私は25年間生きていて「キャスリング」という技を知らなかったので、kameさんがキャスリングを使うたびに
「な、なにぃー!キャ・キャ・キャスリングだとぉ〜!」と味王(ミスター味っ子の)並のリアクションで驚いていました。
さらに自分もキャスリングを使うようになってからは「スリー、ツー、ワン、キャッスル!キャッスル!」
という技の掛け声を
ひそかに考案していたのですが、すんでのところで「いや、これは人としてやってはいけない行為だ」
と思いとどまりました。
しかし、その後kameさんはキャスリングを繰り出す時に、何の迷いもなく「キャッスルキャスル!」と楽しそうに
キャスリングボイスを発したので、「ああー、ついに言ってしまいましたね!」と私はショックを受けました。
全くもって我々の脳は焼かれておるのです。チェスに。